初心者ブログ

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スポーツは文化にはなれない

サッカー日本代表の試合が先ほど行われました。内容や結果については色々と思うことはもちろんありますが、1番感じたことは

もうW杯まで3週間しかないのか!!ということ。

僕を含め日本人はミーハー気質なところもあるので、W杯が始まれば一瞬で熱狂することはできます。この前のソチオリンピックも同様です。ただ、この短期的な盛り上がりをどれだけ続けても、やっぱりスポーツは文化にはなれません。どこまでいってもイベントです。

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どのスポーツでも、盛り上がりは上のグラフのような感じではないでしょうか。

 

足りないのはもちろんプロモーション等を含めたビジネス面だとは思いますが、最大の要因は国民性にあると僕はいま考えています。そもそも日本人は、国への帰属意識が低い。そんな人たちを前に国の代表戦が行われても、盛り上がりは一時の物になるのは当然だと思います。

 

ではスポーツが文化となるには、どうしたらいいのか。僕は無理だと思います。

もちろん僕たちの帰属意識が国よりも地域という小さな母体に対してのほうが強いので、地域に根差したプロスポーツから盛り上げるというのも可能性としてはあると思います。しかし国民性を考えた時に、僕が思うのは文化としてではなく、イベントとしての影響力をより高めてはどうかということ。

 

その方法としては、スポーツを僕たちのステータスと結びつけること、です。

スポーツとは違い、僕たちの生活に根差したものでは、クリスマスやバレンタインデーなどが挙げられます。もちろん企業のプロモーションがうまくハマったということもありますが。なによりも僕たちのステータスに関係している行事というのが大きいのではないでしょうか。

クリスマスやバレンタインデーは、恋人がいる、好きな人がいる、その日を共に過ごすことができる親友がいる、そういった自分と特別な他者の関わりを自分自身と周りに示さなければいけません。自分のステータスが主観的・客観的に評価される日が、企業のプロモーションにより決められたのです。自分たちに大きく関係することだから、(無関係でいようとしても、僕はどうしても寂しくなります、、)これらのイベントへの参画意識は勝手に作られます。

 

スポーツも、無理矢理僕たちのステータスと結びつけてはどうでしょうか。

前述したイベントと同じように、体育の日は恋人とスポーツ観戦に行くのが当たり前、スタジアムでもカップルシートを増やし、当日は男女2人であればチケットを格安にする。など。

そうすれば、仮に恋人がいなくて男同士で観戦に行ったとしても、周りに喋るのには良い話の種になります。

こうすることでもスポーツ(体育の日)がただのイベントになることに変わりはありませんが、ステータスに結びつけられることで持続した関心が生まれるのではないでしょうか。

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そんなことをしなくてももちろん、スポーツそのものに大きな意義があります。メディアやビジネスのために何かをしなくとも、そこに人を変える大きなものがあります。

でも、日本では文化になることは難しい。ならせめて大きくイベントに舵を切って、ビジネス的要素を拡大させていくのも面白いかと思います。