ひとまずは惰性による社会人
最近はビジネス書や自己啓発書が多く発行され、
やりたいことをやる!、好きなことを仕事に、無駄な仕事は辞めよう!
という言葉が乱用されている気がします。あくまで僕たちの時間がお金によって搾取されているというニュアンスです。
しかしこれらの言葉は、一旦無視しましょう。頭の片隅に置いておく。これで十分だと思います。
僕が思うのは
凡人はとりあえず働いておこう、ということ。正直僕もこれらの本はよく読みますが、ここまで偏った考え方ができるのは1つの才能です。世間体や安定性を気にして動けない人や、そもそも動き方が分からないという人が大半ではないでしょうか。もちろん僕もその1人で、だからこそ細々とこのようなブログから始めています。
やりたいことが分からず、とりあえず就職活動をする。働いてみてもやりがいは特に分からないけれど、辞めてもやることがないので働き続ける。徐々に時間が過ぎる。まさに僕です。
ただこれを否定しても仕方ありません。
多くの人がこうなのですから。
惰性でも働き続けることには大きな意味があると思います。それは、保身されていること。
もちろん企業が潰れたり、リストラされる可能性はありますが、一定のお金と休みをもらうことは自分にとって安心でしかありません。
だからこそできることがあると思います。
仕事にはならないこのような細々としたブログも、自分が保身されているからこそ手が出せること。副業、あるいは副業にもならない小さなことに、趣味感覚として手が出せます。
そしてそれが軌道に乗りそうなら本業にすればいいのではないでしょうか。今どき仕事をしながらでは出来ないことなど、そう多くはありません。
大事なのは、やりたいことに突き進むことでも唯一無二の仕事に取り組むことでもありません。思いついたこと、今すぐできる小さなことを、その瞬間に行うということです。(だからこそ僕はブログを始めました。始めたところなので偉そうなことは言えませんが、、、)
自分が保身されているという感覚は、時に自分を大きく見せることができます。あるいは、普段の生活には困っていないので、とても小さなことにでも取り組む意欲を生み出すことができます。
毎日の仕事に不満があり、自分にしかできないことをなにかしたい。でもなにをしたらいいのか、自分になにができるのかわからない。(まさしく僕です。)
そんな人はとりあえず惰性でも保身を続けましょう。
そして、その瞬間にできることをなにか始まる。これが大切だと思います。
ただ惰性だけで続けると、自分の意志や思考力が無くなります。それでは機械と同じ。いや、性能面を考えると機械以下です。
だからこそ、小さなことを始めましょう。この瞬間に。僕はそうしてブログを書きます。惰性で働きながら。