マルチナ、永遠のAI。
大村あつし著の「マルチナ、永遠のAI。」を読みました。
AIが日常に浸透し、AI特区やそれに伴う開発、人間との関係性が描かれており、AIについて詳しくなくとも違和感なく近未来(というより数年後)の世界をイメージできました。
物語の内容自体は個人的に、そこまで引き込まれるという訳ではありませんでした、、、
ただこういった内容を違和感なくイメージできるということは、現在の社会がどんな人にとってもAI化に向けて進んでいるということです。
そうしてディープラーニングが進み、AIが自動的に学習するようになると、AIの人格や人権など次の問題がでてくるような気がしました。
また少子化が進むと、子どもへの教育というよりもAIへの教育、AIに対する教師という役割も現れるようになるかもしれません。(これについては本書で少し述べられていました。)
AIと人間を分けるのは、肉体として存在しているか否か、だけになるのでしょうか。もちろん感情もそうですが、ディープラーニングが進めばAI自身がそこに興味を持ち始めるかも、。
本書を読むと、専門書などを読むよりも
より身近にAIを感じることができるのではないでしょうか。
その想像力を膨らませながら、AIに関わらない人や学生も、これからの時代に必要なことを考えてみるというのも大事だと思います。