平成最後の夏期講習を見て
こんにちは。
表題の通り、落合陽一と小泉進次郎が企画したこの講習をニコニコ動画で拝見しました。
そこで教育・コミュニケーションのディスカッションを見て再確認したことは、教育が変わる(終わる⁇)ということ。
これまでは工場などに代表されるように、集団の中で規律を守り働くことがベースでした。それは今の教育にマッチしていて、国が今の形を作ったわけですが、
これからはもうその形は失われる。
それに加えて国の影響力も落ち、個人が個人として、あるいはチームとして生きていくことがベースになるはずです。
ただ教育というのはあくまでも国主導。
国への帰属意識の低下や、そもそも国を超えて生きていく時代になったにも関わらず、国の息のみがかかる教育に大きな変革や未来はないかと思います。
高校生以上の子どもは学校に所属しながらも、その外で刺激や大事なものを見つけていくが大事になるかと思います。
また今までは集団や対人関係の気づき。コミュニケーション。そういったものに学校は唯一意味があるような感じでした。
ただこれも、もう効果が薄い気はします。
歪んだ関係が逆に子どもの可能性を潰したり、集団でいることで個性が潰されたり。
社会に出て集団で生きていくということが普遍的でなくなるこれから、集団教育というのも害の部分がより大きくなるかもしれません。
政治家がこの講習にも参加しているように、少しずつ教育の枠組みは変わっていくとも思いますが、もうそこは大きな問題ではないです。
制度として全体を変え子どもを育てていくというのは、個人として生きていく要素が強い時代に集団教育の時点で限界がある。
そういう制度に対して、
外部からどれだけ刺激を与えられるか、に懸かっているのではないでしょうか。
それは子どもに対しても、教員に対して、です。
例えば教員に対してのセミナー。
今は教科の教え方や学級作りにフォーカスされたものばかりですが、社会の動きやこういった講習を学ぶことが、教員の意識変革に繋がるはずです。
子どもに対しては、
既に日本の子どもはネットにアクセスして、情報を無限に集まることができます。スマホなどが制限される学校も多いと思いますが、そこをもっと解放していくべきでしょう。SNSやゲームが使用用途の大半を占めているかもしれませんが、その中から子どもが見つけられるものもたぶんあります。
また僕は高校生のインターンシップを拡充していきたいと感じました。
現在も職業体験などはあるようですが、あくまで単純作業の体験。(僕は体験したことないので、想像の部分もありますが)
これでは好きを深められないし、見つけられない。社会見学ではなく、本当に好きな子どもが好きに没頭する。興味ある子どもが、本当に好きになる。そんな空間を学校ではなく、周りが提供していかなければいけない。
そんなことを強く感じた講習でした。
議論のスピード感や、落合陽一のまとめ方。あくまでプラス思考で未来を見据えていく感じ。また見たいですね。