スポーツを繋げる
最近いろいろな本やニュースを見るようになりました。様々な情報をなにに活かすか、自分の核に繋げることが重要だと思います。
僕の核はスポーツ・教育だと考えています。
しかし僕がスポーツ無しでは生きていけない!子どもが大好き!というわけではありません。今の仕事はそれらに全く関係ありませんし、サッカー以外のスポーツはあまり見ません。
ただ学生時代にサッカーに打ち込み、教育系の学部に通っていたからです。学生時代に熱くなったものが自分の深いところに眠っていて、その周りを何かで覆っても消すことができない、そんな感じです。
だからこそ、教育は重要だと思います。子どものときに熱くなったものは、なかなか消えません。熱くなる可能性・多様性を、子どもに与えることが教育者の役割でもあり、正解のない課題でもあります。
僕はサッカーから離れ、社会人になるまで世間からあまり情報を得ていませんでした。(当然SNS等で大きな話題は流れてくるので常識的な部分は把握していましたが)
そして、興味もなかった。サッカーが上手くなればそれで満足でした。自分の日々の振り返りは、サッカーばかりでした。
今の学生にはそんな人がたくさんいるのではないでしょうか。もちろんそれは素晴らしいことだと思います。そのことしか考えられないほど何かに熱くなるということは、人にとって必要不可欠です。
しかし「子どものスポーツ宗教化」でも書きましたが、それを全てと思うのは勿体ない。
特にスポーツは、スポーツのことだけを考えることで完結してしまうことが多い。最近ではビジネスやAIがかなり関わってきていますが、それはあくまでトップレベルの選手の話。一般的な学生スポーツでは、各競技の選手はその競技のことばかり考えている、というのが普通ではないでしょうか。
スポーツに熱中する学生は、隔離されていることが多いです。
例えばビジネスでは、そのビジネスを成功させるために多くの側面から捉えることが重要になります。マーケティング、開発、技術、流通、など挙げればキリがありません。
仮にアイデアを考えた学生が、将来それをビジネス展開したいと考えたなら、多くを学ぼうとするはずです。
その多くの学びから、また別のアイデアや興味のあるものが見つかっていくでしょう。
だからいま僕は
学生スポーツを世間に繋げたいと考えています。(思いつきの部分が大きいので、若者がなにか言っている程度で読んでくれるとありがたいです、)
例えば高校サッカー。多くの高校やJリーグの下部組織の情報を管理して、定期的にあらゆる分野の第一人者に講演してもらったり。講演場所に近いチームの選手を、その講演に呼びます。
また講演等だけでなく、練習試合やフェスティバルも企画します。現在は地域の指導者が連携して大会を主催したり、それぞれのチームが個別に練習試合を行なっています。
もちろんそれでも成り立ちますが、教員が指導することが多い高校では、負担が大きい。チームの情報や、各チームが練習試合を入れたい日にちを一括で管理することでマネージメントを肩代わりする。
サッカー以外の部分を子どもたちに共有するという点においては、各分野の第一人者に講演をしてもらうだけでは影響力に欠けますが、
スポーツで子どもを閉じ込めてしまうのはなにか勿体ない気がします。
多くの子どもは学生の終わりとともにスポーツから離れます。
スポーツが宗教化された学生時代を過ごせば、かなりの確率でやりたいことが見えてこない。僕がそうでした。
早い段階で多くの分野に興味を持ち(それらをスポーツに繋げて競技について考えたりできると、より有意義な学生スポーツになりそうです)、自信を持って次のステージに進む。
僕の核であるスポーツ・教育に対して、僕がやってみたいこと・興味のあることをふわ〜っと考えてみました。
それは学校の仕事だろう、という声もあるかと思いますが、学校も学生にスポーツを頑張って欲しいのです。名前が売れますしね。
学校や学生に対して、外部から刺激を与えていくことは教育の発展のためには必要なことだと思います。